ユーロの上昇、目先はそろそろ…

ユーロの急ピッチの上昇がようやく鈍ってきたようだ。
ユーロ円は先週16日に97.04円レベルの安値をつけてから、25日ロンドン序盤に101.88円レベルに上昇するまで、5円近い上昇という、久々のピッチの速い駆け上がりをみせてきた。

ユーロドルも13・16日に1.2620ドル近辺まで下落してからは、24日の1.3060ドルレベルまで、実に400ポイント超の上昇の動きだった。ちなみに、25日の高値はここまでのところ1.3050ドルレベルである。

チャートで日足をながめてみると、いずれもボリンジャーバンド上限(2σ)の辺りが当面の上限目標として浮かび上がってきている。
ユーロドルだと1.31ドル近辺(下図上)、ユーロ円なら101.60円近辺(下図下)だ。
こうしてみると、そろそろユーロも目先はいいところまできたという感じである。どちらかといえば、ユーロショートのポジション決済が進み、建玉が整理されてきたという感じなのではないだろうか。ということで、今後はユーロに関する悪材料がでてくれば、それに飛びつきやすいムードに変化する可能性もでてきている、と思うのだが。

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